ペットフードの目的別とは?ドッグフードの種類について確認

ペットフードは、「総合栄養食・間食・その他の目的食」の目的別に分類

フードには、ライフステージなどに合わせて、さまざまな種類がありますが、
基本的に、この目的別に「総合栄養食・間食・その他の目的食」に収まる形です




総合栄養食

毎日の主食として使われているフードを「総合栄養食」とされ

10年以上の長い期間の健康を考慮したフードとして
水とフードだけで健康を維持できる栄養バランスが整ったものを差します

栄養基準に関しては、年齢や大きさ、ライフスタイルなどに合わせて色々ある



間食

おやつ・スナックなどの役割としたのが「間食」のフード

ご褒美に与えたり、コミュニケーションを図るに使われることが多いようです
また、オーラルケアとして、食べるビスケットなどもある

栄養基準は無いので、欲しがるままに与えてるとカロリーも多くなり過ぎるので
原則として、1日当たりの必要エネルギーの20%以内に抑えるのが目安になる



その他の目的食

「栄養調整・カロリー補強・エネルギー補強」など、
特定の栄養成分を補強する目的にしものが「その他の目的食」になり

病気用の特別療法食やサプリメントも、「その他の目的食」にあたります



ペットフードのパッケージには、必ず「ペットフードの目的」として
「総合栄養食・間食・その他の目的食」のどれかが表示されていることになる!




画像の説明



ライフステージ別ドッグフード

ドッグフードメーカーの多くは、年齢(ライフステージ)別、
また、栄養バランスを考慮したものが、一般的にラインアップされているようだ!


一部のドッグフードブランドでは、犬種別にラインアップされているものもある

※ 犬種によって、「〇〇の病気にかかりやすい?太りやすい?」などの特徴はあるものの、
但し、必ずしも犬種別の専用フードを与えなければならないと言う訳ではない

ドッグフード(総合栄養食)の場合は、ライフステージ(成長段階)で、
「妊娠期/授乳期」「幼犬期/成長期」「成犬期/維持期」「全成長段階」で分かれる


哺乳期 生後0日~30日

哺乳期は、生後から30日頃までの期間で、
母犬から免疫(抗体)を譲り受けるため出来る限り母乳を与えることが望ましい。

不可能であれば、市販の子犬用のミルクを与えることになる



子犬(幼犬)用 生後20日~60日

子犬用は、成長段階で必要な栄養素「タンパク質・カロリー」が高めの設定
※ AAFCOの基準で幼犬用フード最低タンパク質が22%とされている

妊娠・授乳期 妊娠初期35日~妊娠後30日

妊娠・授乳中の母犬の食事管理は、通常のカロリーの2倍~4倍必要になると共に、
特に授乳期は、カルシウムとリンの栄養バランスのとれた食事管理が重要になる

妊娠初期は、成犬用のドッグフードを与えるが、
妊娠5週~6週目くらいから急激に成長、「妊娠・授乳期」用のドッグフードに切り替える

犬の妊娠は大小関わらず「交配・初期・中期・後期」の4つの期間(約90日程度)




成犬用 1歳~7歳

成犬用は、健康維持に必要な栄養素を含み、「タンパク質・カロリー」は控え目に設定



シニア(高齢)用 7歳,10歳~

高齢期に入ると基礎代謝が落ちて、必要なカロリー量も減ってくるので
シニア(高齢)用は、低脂肪・低カロリーのものが多い




ドッグフードの種類

項目ドライタイプセミモイスタイプウエットタイプ
食感カリカリとした食感ある程度の弾力感ある食感柔らかい食感
含まれている水分量10%程度以下25%~35%75%程度
保存性保存性に優れていはいるが、基本的に開封後は1ヶ月以内の消費が望ましいウエットタイプよりは保存性はあるが、開封後は早めに消費させることが望ましい開封前は長期保存が可能だが、開封後は直ぐに消費させることが望ましい。冷蔵庫に密閉容器で保存して1日2日程度


ドライタイプのメリット

歯石が付きにくい

 硬い粒状のため歯石が付きにくい
 但し、歯石の問題は口内環境の方が影響が大きいとされている


保存管理がしやすい

 水分量が少ないので腐敗しづらく、長期間の保存に適している
 開封後は、1ヶ月程度は持つようにな設計になっている

ふやかすことも可能

 水にふやかして与えるなど、体調や状況に応じて調整できる


コスパがよく、商品も豊富にある
 一般的に流通しているのがドライタイプで、ラインナップも様々ある
 「セミモイスタイプ・ウエットタイプ」よりも価格設定が低い


ドライタイプのデメリット

嗜好性(しこうせい)が低い
 水分が少ない分、食感も悪く匂いも弱い
 「セミモイスタイプ・ウエットタイプ」を覚えると食べてくれなくなる場合がある

セミモイスタイプのメリット

嗜好性(しこうせい)が高い

 ドライタイプより匂いが出やすく、食感も肉に近くある程度弾力感もある
 ドライタイプを食べない犬も、セミモイスタイプは食べてくれる場合もある


セミモイスタイプのデメリット

歯石が付きやすい

 歯石が残りやすくなるので、歯磨きのケアも必要になってくる


価格が高め

 個包装の影響で、ドライタイプよりコストが高めの設定になっている

ウエットタイプのメリット

嗜好性(しこうせい)が高い

 ドライタイプより匂いが出やすく、食感も肉に近く食べやすいので好まれる
 食欲が落ちた場合でも、ウエットタイプだと好んで食べてくれる


水分を摂取できる

 水分が多く含んでるので、ウエットフードと一緒に水分が補給できる


賞味期限が長い(開封前)

 ウエットタイプのほとんどが缶詰として密閉されているので
 3年程度もつものが多く、長期保存が可能となる


消化に良い

 水分が多く含んでいるので消化が非常に良い
 消化が悪い場合や、体調が悪い場合でも容易に消化することが可能


ウエットタイプのデメリット

歯石が付きやすい

 歯石が残りやすくなるので、食べた後は歯磨きのケアも必要になってくる


価格が高め

 コストが高めの設定になっている