犬の「尿・便」チェックポイントとは! 日頃からトイレを観察
「尿・便」のチェック
「尿」「便」体調の変化の指標になる
毎日の(おしっこ・うんち)を確認して、健康状態をチェックすることが大切
全ての変化が、病気という判断になるわけでは無いが
例えば、暑いときに水の量が少なければ「濃い尿」がでますし
食べ物(ドッグフード)によっては、色やニオイに大きな差が出ることもある
ただ、普段から、「尿・便」を観察することで、
わずかな変化でも、より早く病気を察知できることは間違いない!
尿(おしっこ)のチェックポイント
体内に入った水分は、
「腎臓でろ過」されて、「膀胱、尿道」を通って排泄される
健康状態が良い尿 | |
色 | 淡い黄色(薄めの黄色)、透き通っている |
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ニオイ | 無臭、又は少しツンとアンモニア臭がする |
尿のチェックポイント | |
色が薄い | 水を飲み過ぎている。腎臓からの尿生成が多い |
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色が黄色い | 水が足りてない。黄疸がでている。ビタミン剤の投与の影響 |
色が赤い | 血尿。血色素尿 |
色がこげ茶 | 腎臓から膀胱のどこかで出血していて、時間もたっている |
にごっている | 雑菌の繁殖。粉状の尿結石。炎症によるタンパク産物が混ざっている |
腐敗臭がする | 雑菌が繁殖している |
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少量を頻繁にする | 膀胱炎を引き起こしている |
勢いが弱い | 結石や腫痬で流路がふさがれている |

便(うんち)のチェックポイント
体内に入った食べ物は、
「食道」から「胃」に入って、「小腸・大腸」を通って排泄される
健康状態が良い便 | |
色 | 濃いめの黄土色、ある程度つやがある |
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形 | 細長くコロンとしているのが、いくつかまとまっている |
処理する際に手でつかんで崩れない。地面やトイレシートに汚れがほとんどつかない
食べ物によって色が異なる場合もある
便のチェックポイント | |
色が薄い | 下痢気味で水分が多いと引き伸ばされて便が薄く見える。胆汁が十分に出ていない |
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色が茶色い | 通常。食べ物の変化 |
色が黒い | 胃から小腸など消化管の上流で出血がある。鉄分が豊富な食物を与えた |
色が真っ赤 | 大腸から肛門など、消化管の下流で出血がある |
硬すぎる | 水分が不足している。便秘で大腸に長い間とどまっていた |
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下痢 | 腸のトラブル全般 |
時間がかかる | 下痢と便秘の両方に見られる。大腸腫瘍の可能性も |
うんちの回数
多いのが2回3回で、一般的に1回~4回程度のうんちを行うことになるようだ
多い少ないは、特に問題ではないが
ただ、特に子犬は便の回数が多くなる傾向ではある
基本的に、1日のサイクルの中で、だいたい同じタイミングで行うので
「普段より多くうんちをする? 普段より少なくうんちをする?」

普段の状況を観察していく中で、
変化をみることが重要で
ささっと、安易に片づけてしまうのではなく
「回数、硬さや、色、ニオイ」など、日ごろの変化を
ティッシュ越しから観察して、中を割って確認するなどが大切になる
ドッグフードの種類によっても、うんちの状況も変わるので、
フードを変えたことによって、変化することも把握しておく必要があって
時には、ドッグフードを変えざる負えない場合もあると言うことですね!
要するに、消化が良くない?とか、便秘になりがち?とか