ライフステージ別(年齢別)ドッグフードの与え方のポイント!

ドッグフードの与え方のポイント

犬のライフステージは、
「哺乳期」「妊娠期/授乳期」「幼犬期/成長期」「成犬期/維持期」「高齢期」

ライフステージごとに、ドッグフードを変えることで!健康管理

ドッグフードを変えるタイミングは、健康状態など個体差があるものの
成長段階で、必要栄養素が異なるわけなので、その都度変える必要がある

食事管理の基本

  • 同じ食器を使う(食べ残しの量が把握しやすい)
  • 同じ場所同じ時間帯に与える
    (落ち着いて食べられる場所を決める。正しい食習慣をつける)
  • 同じ食事を与える
    ライフステージ毎に変えることは重要だが、定期的にころころ変えるのは良くない
頻繁に変えると、新しいフードを求めるようになったり、特定のものだけを好んでしまう原因
  • 常に、新鮮な水をたっぷり用意しておく
     




哺乳期


哺乳期は、生後から30日頃までの期間で、
母犬から免疫(抗体)を譲り受けるため出来る限り母乳を与えることが望ましい。

但し、母犬の体調状況によって、十分に母乳を与えられない場合や
何かの事情で、母乳を飲ませることができない場合は、代替えとしてミルクを与える

代替えとして、牛乳を与えてる方もいるようですが、
雑食動物である牛(牛乳)は、栄養成分(栄養素)が異なる観点から望ましくない

子犬に牛乳を与えると、栄養不良になってしまうことがあるので、
通常は、市販されている犬用のミルクを与えることが望ましいですね!


ポイント

ポイント

  • 通常は、免疫(抗体)を譲り受けるため母乳を与える
  • 市販のミルクを与える場合は、犬用のミルクを使う



離乳期


離乳期は、生後20日~60日頃までの期間で、
乳歯(生後3週間頃)が生えはじめ頃から離乳食に切り替えていきます

まだ、胃が小さく、消化器官の成長もおぼつかなく、
消化する機能が低いため、柔らかくて消化が良いものを与えることになる

それと伴い、成長段階でもあるので、
必要な栄養素は、「タンパク質・カロリー」が高めの設定しているフードを与える

離乳食として、子犬用のドッグフードを
人肌程度のぬるま湯にふやかした状態で与えても問題ありませんが
離乳食用とした、粉末タイプのものが市販されてるものもある

また、一度にたくさん食べれない(胃が小さく、消化吸収能力も未熟)状態です
必要な食事量を「4回~5回」に分けて与えていきます

消化の状況を「便」で、チェックしていくなかで、
生後40日頃から、少しずつ水分量も減らし子犬用のドッグフードに切り替える


ポイント

ポイント

  • 柔らかくして、消化の良いドッグフードを与える
  • 1日の食事量を、4回5回に分けて与える



成長期


成長期は、犬種や体型によって異なるが
生後から60日~1年、2年頃まで

体を作る栄養素がもっとも必要な時期


画像の説明


基本的には、ほとんどの栄養素が成犬期より多く必要になってくるが
特に「タンパク質・ビタミン・ミネラル」が多いものが望ましい!

6ヶ月目あたりから、だんだんと1日の食べる回数を減らしていきますが
まだ、消化機能が完全でないので、消化の状況を「便」を確認しながら

通常の食べる回数を2回くらいに合わせていきます。
また、急激に行うことはよくないので、ゆっくり行う必要がありますね!

ポイント

ポイント

  • 「タンパク質・ビタミン・ミネラル」が多いドッグフード



成犬期


成犬期(維持期)は、成長期以降から7年、10年程度

体の成長も落ち着いた状態で、
栄養バランスが整った、良質のドッグフードを与えていきます

近年は、肥満傾向の犬が多いと言われていて、
肥満は生活習慣病の原因で、日々の食事管理が重要になってくる

ドッグフードを与える時も、目分量など大雑多に食べさせたり、
おやつなども、与え過ぎには注意しながら、1日の食べる回数を1回~2回与える

※ ドッグフードを与える回数は1回でも問題ないとされているが、空腹の時間が長くなる事や、
楽しみのご飯でもあるので、事情がない限り1日2回の方が望ましい!


ポイント

ポイント

  • 栄養バランスが整った、良質のドッグフードを与える



妊娠・哺乳期


妊娠・哺乳期は、妊娠初期35日~妊娠後30日

妊娠・授乳中の母犬の食事管理は、通常のカロリーの2倍~4倍必要になると共に、
特に授乳期は、カルシウムとリンの栄養バランスのとれた食事管理が重要になる

妊娠初期は、成犬用のドッグフードを与えるが、
妊娠5週~6週目くらいから急激に成長、「妊娠・授乳期」用のドッグフードに切り替える

ポイント

ポイント

  • 妊娠・授乳中期間は、通常のカロリーの2倍~4倍必要
  • カルシウムとリンの栄養バランスが整ったものがよい



高齢期


7歳~10歳頃から、高齢期(シニア)の時期に入り
徐々に老化がはじまり、特に大型犬の方が老化のスピードが速いと言われている

年齢を重ねていくと「免疫機能・内臓機能・身体機能」も衰え始めてくるので
高齢期(シニア)用のドッグフードに切り替えていくことになる

基礎代謝(運動量)が低下しだした頃から、必要栄養素も見直すことになるのだが
ただ、だからと言って、食欲が衰えないことも多いので、

うちのワンちゃんはまだまだ元気だ!と、成犬時期と同じものを与えてると、
肥満や生活習慣病などが現れやすくなるので、健康状態に合わせて食事管理が必要になる


ポイント

ポイント

  • 基礎代謝(運動量)が低下したころから栄養素を見直す
  • 肥満や生活習慣病に注意しながら食事管理を行う
  • 内臓機能も衰え始めてるので消化の良いフードを与える