ミネラル(灰分)は、犬にとって必要な成分!種類と働き

ミネラル

ドッグフードの成分表に「灰分」とありますが
灰分とは、「ミネラル」のことを表しています


「ミネラル」は、犬にとっても必要不可欠な成分となっていて
必要量は、わずかですが、体を構成する上で重要な役割で欠くことができない成分



ミネラルは多くの代謝ホルモンや酵素の構成成分

神経系や骨形成、筋肉の代謝、水分の維持、健康的な血液構成や色素沈着など非常に幅広い役割




ミネラル同士の摂取バランスが重要
一部のミネラルを多く与えることによって、他のミネラルの吸収を妨害!

1つのミネラルを摂取しすぎてしまうと、他のミネラルの吸収が阻害されるので、ミネラルは、多すぎても少なすぎてもバランスが崩れてしまい、様々な障害を引き起こすことにつながります


ミネラル(必要不可欠な元素)

必須元素
「カルシウム、リン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム(塩素)」

微量必須元素
「鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ酸、セレン」

超微量必須元素
「クロム、ホウ酸」





目次




必須元素(多量ミネラル)

多量ミネラルは、食餌の中に「%」水準で必要とされている

「カルシウム、リン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム(塩素)」


カルシウム(Ca)について

カルシウム(Ca)

カルシウム(Ca)は、骨や歯の形成、筋肉の収縮、弛緩(しかん)など
また、 神経の伝達にも関与していて、必要不可欠な栄養素

リンの代謝を調節するうえでも、大事な役割がある
カルシウムとリンの比率は、一般的に「1:1 ~ 2:1」の間と考えられている


幼犬「1.2% ~ 1.8%」、 成犬「0.5% ~ 1.8%」AAFCO基準
「カルシウム:リン」=「1:1 ~ 2:1」





リン(P)について

リン(P)

リンは、カルシウムと共に、骨や歯の構成成分として生命維持に欠かせない成分
また、 筋肉や臓器の細胞膜の構成成分でもある

体内にある「リン」の、約80%は、歯や骨に存在、また、核酸(DNAやRNA)の成分、 その他には、エネルギーを作り出す貯蔵物質(ATP)や細胞膜など


幼犬「1.0% ~ 1.6%」、 成犬「0.5% ~ 1.6%」 AAFCO基準
「カルシウム:リン」=「1:1 ~ 2:1」





マグネシウム(Mg)について

マグネシウム(Mg)

「マグネシウム」は、炭水化物や脂質の代謝に役立ち、多様な酵素の触媒として働く
骨の構成成分として「カルシウム、リン」と同様に重要で3番目に多いミネラル


幼犬「0.06%以上」、 成犬「0.06%以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





カリウム(K)について

カリウム(K)

「カリウム」は、 ナトリウムと共に、細胞内の浸透圧の調節
神経や筋肉の やその情報を伝達する役割でもある

体内に吸収された大部分(98%)は、細胞内に存在していて、細胞が正常に機能
体液のバランスを調整し、神経や筋肉の機能を正常に保つ
カリウムには、体内に増えすぎた「ナトリウム」の排泄を促す働きもある


幼犬「0.6%以上」、 成犬「0.6%以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





ナトリウム(Na)について

ナトリウム(Na)

「ナトリウム」は、体の水分の保持(バランス)を制御や細胞内の浸透圧の調節するなど、また、アミノ酸などの栄養素の吸収や運送にも関与している

※⾷塩は、ナトリウム(Na)とクロール(塩素:Cl)の化合物
「小動物の臨床栄養学」では、成犬のナトリウム維持量として、50mg/kg(体重)/dayと紹介されています。


幼犬「0.3%以上」、 成犬「0.08%以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





微量必須元素

微量ミネラルは、要求量の「mg/kg」水準で必要とされている

「鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ酸、セレン」


鉄(Fe)について

鉄(Fe)

「鉄」は、酵素の構成成分(酸素活性化、酸素運搬)に関わる栄養素
「ヘモグロビン、ミオグロビン」などに存在する「ヘム鉄」は、重要な構成要素

鉄は、通常フェリチンとして「肝臓・骨髄・脾蔵」に蓄えられている


幼犬「88 mg/kg」、 成犬「40 mg/kg以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





亜鉛(Zn)について

亜鉛(Zn)

「亜鉛」は、200種類以上の酵素の構成や活性化物であり、多くの生理機能に必須

核酸代謝、蛋白質合成、炭水化物代謝、免疫機能、皮膚や傷の修復、細胞の増殖と分化、成長、繁殖」など、ホルモン生産に関与している


幼犬「100 mg/kg」、 成犬「80 mg/kg以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





銅(Cu)について

銅(Cu)

「銅」は、いくつかの酵素の構成成分として非常に多岐にわたる代謝反応に関わる
消化管のすべての部位で吸収されるが、ほとんどは小腸で吸収される


幼犬「12.4 mg/kg以上」、 成犬「7.3 mg/kg以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





マンガン(Mn)について

マンガン(Mn)

「マンガン」は、酵素の活性化(多糖類、糖蛋白質合成に重要な酵素の構成成分)
また、骨や軟骨の発達にも役立ち、繁殖や脂質代謝などに必須の構成成分


幼犬「7.2 mg/kg以上」、 成犬「5.0 mg/kg以上」AAFCO基準
AAFCO基準では、上限を定めていない





ヨウ素(I)について

ヨウ素(I)ヨード

ヨウ素(ヨード)は、甲状腺ホルモンの構成成分
甲状腺ホルモンを適正に供給するために、ヨウ素を取り込む

甲状腺ホルモンは、肉体的・精神的成長や組織の分化と成熟に関与している


幼犬「1.0 mg/kg~11 mg/kg」、 成犬「1.0 mg/kg~11 mg/kg」AAFCO基準





セレン(Se)について

セレン(Se)

「セレン」は、酸化の損傷(過酸化反応より破壊されるのを防ぐ)
また、細胞膜や細胞内の生体膜を保護するために必須の構成成分となる

「ビタミンE」と、協調(ビタミンEの吸収を正常に、保持を助ける)など活動する


幼犬「0.35 mg/kg~2 mg/kg」、 成犬「0.35 mg/kg~2 mg/kg」AAFCO基準





超微量必須元素

超微量ミネラルは、要求量の「mg/kg」水準で必要とされている

「クロム、ホウ酸」


クロム(Cr)について

クロム(Cr)

「クロム」は、インスリンの作用増強、それによる耐糖改善


AAFCO基準では、基準を定めていない





ホウ素(B)について

ホウ素(B)

「ホウ素」は、


AAFCO基準では、基準を定めていない