犬の食餌-ドッグフード!高齢期(年齢)に応じた栄養素の与え方

犬の食餌

犬にとって、中齢期(6歳~8歳)以降とになってくると
病気になってしまう確率も高まってくる時期に差し代わってきて!

加齢自体が、疾患と言う事ではないが
加齢に関連する病気が、高まる可能性が増加する!と言う事ですね

犬において3大死因は!(事故以外)
「がん(癌)、腎臓病、心臓病」

と、言われているので、
「快適な生活の質と長寿を図ると共に罹患率を最小にすること」が重要になる

また、高齢動物が、1っの疾患のみに掛かることは稀なことで
問題が1っ生じれば、別の問題にも発展する場合が多いので注意もしたい

基本的に、「1歳から5歳、7歳まで」を若齢期

犬種によっては、違いがあるが、
成齢期(中齢期・高齢期)は、「6歳~8歳」以降と位置づけされている!

成長期離乳食6か月
離乳後10ヶ月から2歳
若齢期-1歳から5歳、7歳まで
成齢期中齢期6歳~8歳以上
高齢期11歳以上

人の場合の、中齢期は平均寿命の「4分の3」
犬は、平均寿命の半分の区分に達すると、一般的には高齢と見なされる

大型犬より、小型犬の方が長生きできる傾向があり
中齢期・高齢期の始まる時期に関しては、犬のサイズ等によって異なってくる




「中齢期・高齢期」の年齢になってくると
犬の体重は徐々に増え始めるのど、加齢に伴う身体の変化がおよぶ傾向になるので

そう言って意味では、
ペットフードの変更も視野にいれて、考慮しなければならない時期とも言える!


生存期間を延ばす為にも、病気の予防を最大限に考慮して

その為にも、日々の栄養管理は基本的な要素になってきますので、
適正な栄養管理によって、健康上の問題を改善するコツになりますね!




体の構成する成分の70%以上が水分と言われていて
どの栄養素の欠乏よりも、水分の喪失は急速に死をもたらすほど

水の供給は、最も重要になっているため、「安静時・運動時」に関わらず、
いつでも自由に水分補給がができるようにすることは大前提となる

特に、成齢期の時期(6歳~8歳以上)は、
浸透圧調整機能障害、腎臓病などによって、飲む量にも影響がでてくるので

水分補給の際は、日頃からモリタリングするのど
「水を異常に飲む ・水を飲まなくなってきた」などを把握することも大切!

また、脱水病状が起こりやすい年代にもなってくるため
常に、新鮮な水が飲める環境が非常に重要になってくる!




エネルギー

加齢に伴って、除脂肪体組織は低下してしまい
内臓脂肪や皮下脂肪(体脂肪)は、増加する傾向に陥ってしまう

※ 脂肪組織(体脂肪)、除脂肪組織(筋肉や内臓など脂肪組織以外)

また、動作がゆっくりしてきて、運動量も減ってくるので、
基礎代謝量が、徐々に下降してしまう、甲状腺機能が障害されてしまうケースも多い

およそ5歳~7歳くらいから、エネルギーの要求量が減少すると言われている
それに伴って、給与量も「1.4xRER」(目安)から、少し食餌の量も減らすことになる

※(給与量は、体重の増減を見ながら調整する)
犬が1日に必要なエネルギー量の計算式!ドッグフードの目安量




脂肪

脂肪は、エネルギー源として使われることになり必要不可欠な栄養素
特に、炭水化物や蛋白質に比べて(重量ベース)で、2倍以上のエネルギーを生み出す

※ 高脂肪食は、高いエネルギー密度を持っている
  低脂肪食は、エネルギー密度が低い


中齢期に伴い、体重が増加する場合は、肥満の防止として低脂肪のフードが改善として役立つが、高齢期に差し掛かってくると、逆に体重が少なくなってくる傾向にあるので、

脂肪含量を多くすることで、エネルギーを増加させて、また、嗜好性や蛋白質の利用効率を改善することに繋がる

そう言った意味では、「中齢期・高齢期」例えば、7歳時と12歳時とでは
異なるフードが必要になることも考えなければならない場合もでてくる!

必須脂肪酸は、若齢期の時と同様に満たされていることも必要




繊維

食物繊維は、増やすことでエネルギー密度を減らし、
満腹感を与えることにも助けるので、体重を維持する上でも有益にもなる

※ 繊維は、エネルギー源としては貧弱
  したがって、フードの中の繊維含量を増加させることはエネルギー密度は低下する


肥満傾向も高まる時期では、繊維を増やすことでカロリーも少なくできるなど、
また、食後の血糖値を低下を助けるなどのメリットもある

成齢期に差し掛かってくると、便秘になりやすいとも言われているので
繊維を増やすことで、腸内環境(便秘・下痢)を整える上でも役立つ




蛋白質(タンパク質)

市販されているフードの、蛋白質の量は製品によってバラつきが大きく
「15%~60%(DM)」と、幅があるのも特徴になっているものの

一般的に信じられているのが、蛋白質は多いほど良いとされていて
肉食動物の犬には、蛋白質が必要だ!との理由で必要以上に増量したフードも多い

過剰蛋白質については、
腎臓病の進行に関与しているか?解明されているわけではないが、

人においての研究では、
蛋白質を制限することが、腎臓病の進行を遅らせるのに有益とされている


成齢期において、推奨される蛋白質の摂取量は、
様々な意見があり、研究者によっても異なってくる側面もあるが

加齢によって低下する除脂肪体組織や、蛋白質の合成、ターンオーバーの変化など
若齢期よりも、成齢期の犬の方が、蛋白質の摂取量を増やすべきの理由となる

ターンオーバーとは、 組織や細胞の増殖と死滅、生体分子の合成と分解による
ターンオーバー≒新陳代謝
新陳代謝(必要な物質を体内に取り入れ、用済みとなった古い物質を体外に出す現象)


但し、これとは対照的に、タンパク質量を減らす根拠としては、
腎臓病の疾患が高まるため、タンパク質を減少を勧めている研究者は

高蛋白質により、健康な犬が腎臓病が発症する!とは、証明されているわけではないが
蛋白質が、腎臓病の進行に関係している可能性はあるとされている




リン

市販されているペットフードに含まれている「リン」は、十分に含まれていて
時には過剰量の「リン」が含まれている場合もあり、したがって補填する必要はない

成齢期に差し掛かると、無症候性(自覚症状を伴わない病態)の腎疾患が見られ
そう言った意味では、過剰なリンの摂取を控える時期にさしかかってくる

※ 過剰なリンは、慢性腎臓病の進行を促進させるので、摂取量の制限が望ましい


特に、腎疾患がある場合は、リンの含量を低くしたフードに変えることが必要で
それによって、進行を遅らせるなど、生存率を改善されることになる




カルシウム

市販されているペットフードに含まれている「カルシウム」は、成齢期においては必要最低限は摂取できているので、「カルシウム」欠乏は特に問題にならない

但し、手作りの食餌を与えている場合に、欠乏することがあるので注意したい
また、リン:カルシウムの比率は「1:1 ~ 2:1」




抗酸化物質

酸化ストレスが長期的に続くことで、活性酸素が過剰に作られてしまい
細胞の損傷や体内の代謝活動に及ぶことになる

※ それに伴って「肥満、歯科疾患、皮膚・被毛の問題、関節炎、腎疾患、がん」など


広範囲に及んで、退行性疾患(組織の形が変化、働きが低下)が起こり、
又は、悪化することに繋がる

また、認知機能障害も、年齢によって及んでくるので
「11歳~12歳では28%、15歳~16歳で68%」に、認知症が見れれる

※ 過剰なリンは、慢性腎臓病の進行を促進させるので、摂取量の制限が望ましい


特に、腎疾患がある場合は、リンの含量を低くしたフードに変えることが必要で
それによって、進行を遅らせるなど、生存率を改善されることになる