グレインフリーのドッグフード!穀物が与える犬への影響は?

グレイン(grain)とは、穀物を指す(グレイン ≒ 穀物)
穀物 「米、麦、トウモロコシ、キビ」全般、 英語でもグレイン(Grain)と表現




穀物とは

澱粉質(デンプン)が主体となり、植物の種子を食用とする、イネ科に属する植物の総称
一般的には「イネ科」の植物を指すが、これに「マメ科」を含ませることもある

穀物
「米・小麦・大麦・ライ麦・燕麦・あわ・ひえ・豆・きび・とうもろこし・モロコシ」など
「穀物」とは!イネ科、マメ科、他科


グレインフリーとは、「穀物を使っていない」ということを指します。

ペットフードで、グレインフリーと言えば、穀物を使っていない原材料のこと
一般的には、「マメ科」を含まない「イネ科」の食物を指す場合が多い


基本的には、「イネ科」の植物
「米、玄米、小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、トウモロコシ、アワ,キビ,ヒエなど」など

商品によっては、「マメ科」を含めて、グレインフリーとしている場合もある




影響

穀物(穀類)が与える犬への影響は?

犬の腸の長さによる影響

犬の腸は短い為、動物性タンパク質を,体内で分解消化するのは得意としているが
穀物(穀類)の、消化するのが苦手とされています

特に、熱が加わっていない穀物類を与えすぎると
消化不良を起こしてしまい、継続することで、消化器官の負担に繋がり問題が生じてくる


ドッグフードの場合は、加熱されているので、
「犬にとって、穀物は栄養価で、正常な犬であれば消化の問題は無い」


要するに!

消化に役立つ、アミラーゼ(酵素)を、ごくわずかしか持ってないので
炭水化物(でんぷん)を、消化するのが苦手と言われていて・・・・

ただ、全く消化せれないのか?と言うと、そうではない!

アミラーゼが少ない胃では、ほとんど消化されませんが、
小腸(膵臓)では、 アミラーゼを持っていて、消化吸収されることになる

当然、摂取しすぎるのは良くありませんが、小腸で、ほとんど消化吸収される

アミラーゼ(Amy)とは、

炭水化物(でんぷん)を分解して糖にする消化酵素
この酵素は血液に混じった状態で全身を回った後、腎臓でろ過され、尿に排泄されます


そもそも、犬にとっての「でんぷん」は、エネルギー源となりますし
栄養素としては、 必要とされる1っとなるので

炭水化物(デンプン)を、「与えない!」と言う選択肢はどうかと思います
犬での炭水化物の役割!得意分野が異なる食物繊維の性質とは





犬にとって、食物の消化が苦手!と言うのも事実

犬にとって、食物の消化が苦手と言う側面もあり、
肉類の消化副産物を素早く排出するための短い腸になっている!

食物は、消化吸収がしにくいために、時間をかけて「分解・吸収」するので
腸の長さが短い犬にとっては、「食物の消化が苦手」となってしまう!

逆に、犬の短い腸は、
動物性たんぱく質が、非常に消化吸収するのに優れています
※ 生肉・骨を分解する強力な胃酸(人間の20倍)

そう言った意味で、過剰に食物を与えることで
下痢などの症状が、出る場りますりますし、

元々、腸が良くないのであれば、気をつける必要性はでてきますよね!





食物アレルギー

穀物のアレルゲンについて

アレルギー反応

一番の、心配点は、食物アレルギーですね!

アレルギーと言っても、
いろいろ原因があり、特定するのも難しいのですが

穀物には、アレルギーを持つ起因物質もある為、
場合によっては、アレルギー反応が出る場合もありますね!

食物アレルギーは、即時型といって、食べた数分後くらいから2時間以内に発症されるようで、病状として「目のかゆみ」や「じん麻疹」などの皮膚疾患や、嘔吐などが上げられる


そう言った意味では、
グレインフリー(穀物不使用)のドッグフードを選ぶ事で改善される場合もあり

穀物全般に、アレルギーのあるワンちゃんは「グレインフリー」を選ぶと良いです



ただ、アレルギーの原因物質は様々で

一般的に知られているのが、
「小麦、トウモロコシ、大豆、米、魚、鶏卵、 牛肉、豚肉、鶏肉

「牛肉・乳製品・小麦」最も多く、続いて「トウモロコシ、大豆」が多い



小麦アレルギー(グルテン)

小麦アレルギー


穀物の中でも、「グルテン」が含まれている

小麦を使われている場合で、小麦のアレルギーを懸念したい



グルテンとは
グルテンというのは、「小麦、大麦、ライ麦」等の麦類に含まれているタンパク質


その中でも、「小麦」が、最もアレルギー性が高く、
小麦に含まれている「グルテン」の 含有量が高いことが指摘されています

アレルギーでも、麦類に含まれている「グルテン」に
反応する場合が大多数で、小麦アレルギーに悩ませられることが多い

グルテンに対する「不耐性、過敏症」を持つ犬もよく聞きますし
重度のアレルギー反応の場合は、セリアック病に似た関連障害もある


また、人間も同じですが、今まで、小麦を含む食品を食べていても
全く、問題がなかったのに、ある日突然に急に、アレルギーになるケースもある




グレインフリー

近年では、

穀物が含まれていない「グレインフリー」
穀物は含まれているが、グルテンが含まれていない「グルテンフリー」


「グレインフリー」「グルテンフリー」
この様な、ドッグフードも目立ってきてますね!

「グルテンフリー」の詳細はこちら
犬に小麦(グルテン)は良くないの?誤った知識!理由を教えて


「グレインフリー」どれまでが穀物?

ただ、グレインフリー(穀物不使用)にしても、
穀物が、全く含まれていないのか?となると、線引きが異なるようで

一般的には、植物の種子を食用とする「イネ科」の穀物を、
他の穀物類に置き換えた、ペットフードが「グレインフリー」となるようです!

例えば、イネ科の植物である「小麦やトウモロコシ」を、
「マメ類やイモ類」に置き換えて、炭水化物源とした形をとられている


「イネ科の植物」と言えば
「米・小麦・大麦・オーツ麦、あわ・ひえ・とうもろこし」など

穀物は、広義の意味では、豆類も含まれることになるので、

商品によっては「イネ科植物+マメ科の植物」を含めて
グレインフリーのフードと位置付ける場合もある


とは言え、基本的には、
大豆やえんどう豆などのマメ科については、含まないことが一般的ですね!



グレインフリーを選んでいれば問題ないの?

「グレインフリー」穀物を原材料にして使用していないことを指していまが
Free(不使用)と書いてあると「健康に良い!」イメージが・・・

穀物と聞くと、食物アレルギーを連想してしまい
穀物すべてを除外しなければ!と考えてしまいますよね

確かに、食物アレルギーを懸念するのであれば
小麦、トウモロコシ、大豆などは、警戒するものもあるとは思うが

現在、なんらかしらの食物アレルギーだとか
なんか疑いがある的な場合は、NGの穀物の範囲を広げるべきですが

そうでないのであれば、
すべての穀物は「ダメだ」的な考えは間違っていて

栄養素のことを考えれば、メリットがある場合もある

ですので、ネット上で

「アレルギーになる!消化が悪い!」
「だから穀物はダメだぁ!グレインフリーのドッグフードを選ぼう」


的な発想は、どうなんでしょうか!

それに、「グレインフリー ≒ 品質が良い」とは限りません
グレインフリーなので、品質が良いドッグフードと言うことではありません!

もちろん、グレインフリーのドッグフードは、
消化の良い動物性タンパク質が主原材料となる傾向が高いため

ある程度の目安にはなりますが
あくまでも、原材料を見て判断することが重要となりますね!





スポンサード・リンク(Sponsored Link)