愛犬が水を飲まない!どうすれば飲ませられるのか?原因と対策

通常は、体内が水を欲するので、自然と水を飲むことになるのだが

ただ、飲む量は個人差もあって「よく飲む犬、あまり飲まない犬」と
性格的な問題であったり、運動量やストレスでも変わってくるようです


正常な犬なら、苦手!などの問題はあるにしろ、
新鮮な水を用意しておくだけで、自然と水分補給を行います

通常は、全く飲まないことはないのですが、
ただ、「個人差」や「環境の問題」で、飲む量は多少異なることも多い

犬が、1日に飲む水の量の目安として
「40ml~60ml/kg」ぐらいが、一般的な正常値とされている

犬が1日で飲む水の量はどれくらい?4っの考え方の計算式




水を飲まない原因は

  • 性格的な問題
  • 普段から水を飲むのが苦手なのか?あまり好んで水を飲まない場合がある
    気温の変化
  • 気温が低いと発汗量も減るので、季節によって飲む水の量も変化する。
  • 夏バテによって食欲が減り、それに伴い水を飲む量が減る場合もある
    あまり運動をしていない
  • 運動量が低いと、発汗量も少なくなり、飲む水の量も少なくなる。
  • 高齢期に入ると、基礎代謝も低下するので、同じく飲む水の量も少なくなる。
    ストレスの問題で尿を我慢している
  • トイレの場所を屋外に限定して決まった時間だけで、常に尿を我慢させている
  • 家ではトイレをさせないで、散歩の時のみで、常に尿を我慢させている
  • トイレの失敗で、極端に怒りつけているので、尿を我慢している
  • 何らかの原因で、尿を我慢している



基本的には、水を飲まないより、多量に飲むほうが
疑われる病気が、たくさんあることも事実なので注意が必要になる

ですが、極端に水を飲まないのであれば、
将来的にも、病気に掛かりやすい側面があるので気を付けたい部分でもある




画像の説明

水を飲まないと陥りやすい病気とは

  • 脱水症状
  • 老廃物を排出されず、溜まってしまう
  • 腎臓病になりやすい
  • 結石が出来やすい
  • 膀胱炎になりすくなる




画像の説明

水を飲まないと陥りやすい病気は

脱水症状

脱水病状は、体内の水分が不足することで起こります
水分に含まれている、「カリウム、ナトリウム」など、ミネラル分も喪失される

脱水病状は、馬鹿にできなくて、
体内の水分が「10%」奪われると脱水病状が起こり危険な状態になります

脱水病状の疑いがあるなら、直ぐに動物病院で治療(水分補給・点滴)を受ける
短時間で、死に至る場合もあるので注意が必要になる

また、夏場の熱中症から、脱水病状を引き起こすこともあるので気お付けること!

老廃物を排出されず、溜まってしまう

体内の水分は、常に(尿・便・唾液)などで、
絶えず失っていているので、常に水分を補給しなければなりません

ですが、水分量が少ないと、体外に放出されにくくなり、
そうなると、老廃物が排出されず、溜まりがちになってしまう

一定の水分をとって、
排尿頻度を高めることで、常に老廃物を処理することができる状態が理想です

腎臓病になりやすい

腎臓と言えば、尿を作り出す働きを担っていて、
体に必要なものと、不必要なものを分別して、老廃物と余計な水分を排出します

老廃物を、溜めてしまう状態が続くと、
腎臓の機能が低下してしまい、結果、老廃物を処理できなくなります

腎臓は、一度失われた機能を回復することが難しいため深刻な病気です
進行すると、腎臓が働かなくなり、「尿毒症」という死に至る危険な病気になる

その他にも、腎臓の機能として、「血圧を調節、赤血球をつくる」など
重要な役割も果たしているので、注意していきたい病気の1っになる

結石が出来やすい

摂取した水分は、腎臓で体に必要なものと、不必要なものを分別して
「腎臓」から「尿管」を通って、「膀胱」に尿を一時的に溜めて「尿道」から排出

「腎臓」~「尿管」~「膀胱」~「尿道」~ 排出
この様な流れで、老廃物と余計な水分を体外に排出されるしくみ

この4つの部位で、結石が形成される場合もあって
尿の通り道にできる「尿路結石」や、膀胱で形成される「膀胱結石」

尿は、不要な老廃物の集まりなので、結石を形成されやすく
大きい結石は、完全に尿路を塞いで排出されずに痛みも伴う

体内に留まってしまうことで、腎臓にダメージを与えてしまいます

膀胱炎になりすくなる

膀胱炎は、尿を溜めている「膀胱」で、粘膜に炎症が起こる病気で、

主な原因として、
「細菌感染、結石・結晶、腫瘍」などがあげられるが、大半は細菌によるものです

水分量が少ないと、尿の排出も少なくなることになり
尿道から侵入してくる細菌を、洗い流して体外に排出する作業が少なくなる

また、排尿頻度が少ないという事は、
「膀胱」に、尿が長時間留まることで、膀胱内での細菌繁殖を促してしまう

膀胱炎から、腎臓の機能を低下させて、進行が進めば腎臓病を起こす




先にも話したが、
水を過剰に飲む頻度がつづけば、病気の原因が考えられますが

あまり水を飲まない!のは、今すぐ何か問題になるわけでは無い!
ただ、長期的に見れば、危険な病気も潜んでいるので注意はしたい

人間は、腎臓の回復能力があるのですが
犬の場合、腎臓を再生する能力がなく、一度、機能が衰えれば回復されません

そう言った意味では、腎臓からの病気は、命にも関わる危険な病気も多いので
腎臓に負担が掛からないような対応も大切になりますね


「水分をとって排出する」という作業は、重要なサイクルになるので
ある一定の水分補給を、摂取できるよう日頃から意識させておきたいですね




画像の説明

水を飲まない時の対策としては

ご自身の愛犬が、普段、どのくらい水を飲んでいるのか?

一般的には、清潔な水を与えるのに、頻繁に水を取り替えたりしていて、
実際に、1日に飲む量を把握するのが難しいところではあるようですが

水を飲む行為、尿便を排出する行為には、
異変を察知して、病気の早期発見に、非常に役立つ部分がたくさんあるので、

1日の水分量を把握することも大切になってきます


画像の説明

水を飲まない時の対策

  • いつでも飲めるような状態にしておく
  • トイレを我慢させないような環境を作る
  • お肉や野菜を茹でた汁を飲ませる
  • ドッグフードに水を加えて与えてみる
  • 注射器に水を入れて飲ませてあげる





いつでも飲めるような状態にしておく

新鮮な水を、清潔な器に常に用意して、
場所を移動しても、いつでも飲める状態を保っていることが大切です。

犬によっては「ちょっと古くなった水、ぬるくなった水」を、
飲まない場合もあるので、常に新しい水を取り替えてあげましょう!




トイレを我慢させないような環境を作る

近年は、中型大型犬でも家飼いをしてる方が多くなってきましたが

家の中は汚れるのでトイレをさせない!とか
ペットシートの節約で外でさせる!とか

愛犬にストレスを与えたり、トイレを我慢させたりしてる場合もあるので
我慢することで、病気との関りも深くなることを理解する必要がある

犬がおしっこを我慢させない対策!環境づくりが大切と言うことですね!

トイレを失敗したことで、過剰に怒り、おしっこしたら怒られる^^;と
ストレスと共に、おしっこを我慢してしまう場合もあるので気を付けたいですね




お肉や野菜を茹でた汁を飲ませる

市販の犬用ミルクとかもありますが、
与えることで、栄養素のバランスが悪くなるので、過剰に与えるのもよくわりません

脂肪分の少ない「鶏のササミ、ムネ肉、野菜」などの煮た汁を与える
もちろん、味付けはしませんが、ニオイが付いているので、比較的飲んでくれる




ドッグフードに水を加えて与えてみる

ドライフードに、お湯でふやかして与える方法もありますが、
ただ、基本的に、ドッグフードを食べた後は、比較的に水を飲みます

ですので、ふやかしたフードを与えたことにより、
逆に、水を飲まない場合があるので、結局、水分量として変わらない場合も

水分量が少ないな?と言うときは、1日に何回か、3粒程度水にふやかして
ニオイが付いた水を飲ませてあげるのも比較的に飲みます





注射器に水を入れて飲ませてあげる

針無しの計量が付いた、注射器が市販されているので
水を入れて、飲ませてあげることができる

ただ、犬によっては嫌がる場合もありますし、
そもそも、無理やり大量に飲ませるわけにはいきません


1日に何回か、数量飲ませることで、1日の飲む水の量の足りない分を補えますね!




基本的には、普段、飲む水の量が、ちょっと少ないかな?ってときに
少し工夫して、水を飲ませてあげる方法になります。

ですので、そもそも、全然飲まない!などは、
何らかの原因!病気かもしれません。一度、動物病院で診察してもらいましょう

また、「急に飲み始めた、急に飲まなくなった」なども、
病気のシグナルでもあるので、よく観察して動物病院で診察してもらいましょう