愛犬の老化により積極的に取りたい栄養素!抗酸化物質とは

抗酸化とは
体の中を錆びつかせない「酸化を抑える」こと

抗酸化物質(効果のある栄養素)を摂取することで、
体(血管、細胞)の「酸化」から守る働きをする物質


身体は、酸素を利用してエネルギーを作りだしていて、生命活動を維持している
酸素を利用すると同時に、活性酸素は常に体内で生じてくる


活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働く一方で、
体内に取り込まれた酸素の一部が活性酸素となる

取り込んだ酸素の数%が活性酸素に変化することになる




体のサビの原因は?

この「活性酸素」が、体をサビさせてしまう原因!
活性酸素は、酸化が強いため、
体内に侵入してきた「細菌やウイルス」などなどを排除してくれる役割があるものの

活性酸素が、過剰になると細胞を傷つけるなど被害をもたらし
また、活性酸素は年齢とともに増えるとも言われている!

通常は、抗酸化酵素を持っているので、活性酸素を抑えるのだが、
老化(加齢)により、その量(抗酸化酵素)が少なくなりますね!

これは、犬だけが特別ではなく、人も同じで、
哺乳類は、活性酸素によって、免疫機能や老化を早めたりすると考えられている

これらの現象(酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用)の
定義として、「酸化ストレス」と呼ばれている




つまり、活性酸素が過剰に増えることで

老化、がん、シワ、しみ、関節炎、糖尿病や脂質異常症、動脈硬化などの
生活習慣病の原因となり、免疫機能の低下などを引き起こします。

また、 活性酸素によって、細胞が酸化障害を受けることで
分裂増殖ができなくなることによって、老化が進むという言われている




抗酸化物質(抗酸化作用を持つ物質)を摂取!

体内でも産生(抗酸化酵素)されますが、老化と共に低下してしまう
そのため、抗酸化物質として、食事から摂取する必要もでてくる‼

抗酸化物質(成分)によって、
活性酸素の働きを抑制、取り除き(抗酸化作用=活性酸素を抑える働き)

積極的に活性酸素を取り除くことで、
生活習慣病の予防や老化を抑えることに繋がる効果が期待できる!


抗酸化成分は、次のようなものがる

ビタミンE、ビタミンC、β-カロテン、カロテノイド、ルテイン リコピン ゼアキサンチン アスタキサンチン、ポリフェノール、セレン」




栄養素

積極的に取りたい栄養素!

β-カロテン(ベータカロテン)


βカロテンは、植物(緑黄色野菜)に豊富に含み、色素(カロテノイド)成分の1つ
主に(人参、ほうれんそ、しゅんぎく、かぼちゃ、こまつな)多く含まれている

犬では、βカロテンの一部は体内でビタミンA(レチノール)に転換(前駆物質)されるが、猫では、変換されることはなりえない

犬と猫に、同じ投与量の「β-カロテン」を補給すると、どちらも、血漿中、白血球中の濃度が上昇するが、猫の方が50倍濃度が上昇することになり、これは、犬の場合、「β-カロテン」が、ほとんど吸収されずビタミンAに転換されると考えられている

それにも関わらず、若齢犬でも高齢犬でも、
β-カロテンの補給によって、免疫機能が高まると報告されている

ビタミンA(プロビタミンA)として働くことになる!

過剰症については、生体内で必要量だけがビタミンAに変換されため
他の哺乳動物と比べると、過剰症にはなりにくいとされるが
ビタミンAの最大許容量は、AAFCO基準(乾物1kg当たり250,000IU)とされている

β-カロテン(カロテノイドの一種)には、強い抗酸化作用があり
活性酵素の発生を抑え、取り除く働きがある(抗酸化酵素として体の酸化を防ぐ!)


ビタミンE


ビタミンEは、必須のビタミンであり、抗酸化作用のある栄養素
ペットフードでは、酸化防止としても、多く使われている

ビタミンEの過剰摂取に関するの報告は無く、毒性が無いが
NRC.2006 乾物1kg当たり1000IU、または、体重1kgあたり45IUを示唆


ビタミンC


犬と猫は、必要とされる「ビタミンC」を、新規合成することができるが
他の動物と比べると、合成能力が低いとされ(合成能力は限定的と推測される)

加齢(老化)に伴い、酸素活性が正常に機能しなくなってくるので、
ビタミンCは、必須ではないが、機能低下が著しくなると条件付き必須となる

「ビタミンC」は、体の中でたんぱく質合成やコラーゲン合成に大きく関与して
健康を保つ上で、積極的に補給することで、重要な役割を果たせることになる

また、「ビタミンC」の強力な抗酸化物質により、
酸化された「ビタミンE」を再生させる作用によって再び働かせることができる

「ビタミンC」と「ビタミンE」を、摂取することで、
体内で有効に利用されることによって、一層強い抗酸化作用が効果的

過剰症としては、特に毒性は認められていなく、低いと考えられている
水に溶ける性質で、過剰に摂取しても尿として排出される


ルテイン


ルテインは、植物(緑黄色野菜)に豊富に含み、色素(カロテノイド)成分の1つ
主に(人参、ほうれんそ、しゅんぎく、かぼちゃ、こまつな)多く含まれている

βカロテンは,体内でビタミンA(レチノール)に転換されるが、
ルテインでは、ビタミンA(レチノール)には変換されない!

強力な抗酸化作用を持っているとされ

白内障などの、目の病気の「予防・改善」によく使われていて
目の健康を保つ効果として期待ができます





シニア時代

補給により抗酸化作用が必要となってきますね!


犬の老化の原因である「活性酸素」を除去することで、
老化だけでなく、生活習慣病の改善にも効果が期待できますね!


元気で若々しく過ごす上で、活性酸素の働きを抑えることは重要で
特に、7歳を超えたあたりから、シニア時代に突入される言われていて


高齢期に見られる病気も目立ってきます


普段で出来たことが出来なくなったり、動作が重くなってきたり
その日は、突然に訪れることも珍しくはありません!


そう言った意味では、必須栄養素のバランスを考えた上で
抗酸化物質は、積極的に取りたい成分となりますよね!





スポンサード・リンク(Sponsored Link)